私の田舎暮らし その19

私の田舎暮らし その19私は春野町で田舎暮らしをして今年の6月で6年になりました。神戸で30年間会社勤めをし、定年後にこの地に家内と愛犬「タイちゃん」と3人で暮らしています。田舎暮らしをこれから始める方々に少しでも参考になればと思い、しばらく出来れば週一回(火曜日)に書かせていただきたいと思います。

                              写真【愛犬「タイちゃん」】

(19)私の田舎暮らし(愛犬「タイちゃん」④)

 タイちゃんは、今月で6歳半になった。以前と比べると少し落ち着いてきたが相変わらず無邪気で元気である。散歩に行く時、庭に放すと木切れをくわえ、前足と後ろ足をそろえてぴょんぴょんと飛び上がりながら元気に庭を飛び回る。そのあと散歩の折り返しでもらえるお菓子がポケットに入っているかをクンクン鼻で確認した後、リードをつけてもらい散歩に出発する。散歩の途中で「もう帰る」と聞くと正座してお菓子を要求する。お菓子を食べると黙っていてもすたすたと家に向かって歩き始めるのである。こんなよい子のタイちゃんであるが、一つ頭を悩ましていることがある。それは、近くに犬の9匹をはじめ、いろいろな動物を飼っている家があるが、そこに行くのが大好きであり、隙を見つけるとそこに行ってしまうことである。私たち夫婦の間ではこれを「脱走」と呼んでいる。タイちゃんが脱走するとその家まで迎えに行くのであるが、庭につないである犬や放し飼いにしてある鶏、小屋に入っている猫等に一匹づつちょつかいを出しながら挨拶しているタイちゃんを見かける。あるとき迎えに行ってもタイちゃんがいないことがあった。後でそこの奥さんに聞くと、タイちゃんはそこの犬の散歩に2回もついて行ったとのことであった。今日もウッドデッキにつないであったが、急に激しい雨が降ってきたので、「ハウス」といって鎖をとくとハウスに行かずに一目散にいつものところに行ってしまった。雨が激しく降っていたのでどうせ30分もすれば帰ってくると思い迎えに行かずにいた。すると、1時間もたった頃、びしょ濡れになり、息づかいも荒く帰ってきた。私は腹が立ったので知らん顔をしているとしばらくは、私たち夫婦の家の中の動きに合わせて家の表に行ったり、勝手口に行ったりしていた。しかし最後はあきらめ、ウッドデッキに腹ばいになり低い声で泣き出した。私は「タイちゃんには負けるわ」といって外に行き、黙ってえさを与え、水を替え家に戻った。タイちゃんも黙ってえさを食べ水を飲む音が聞こえた。結局私の腹の虫がおさまらず、行った行動であったが見事にタイちゃんが勝ったのである。また、タイちゃんは、軽トラに乗るのが大好きである。軽トラの助手席のドアを開けて私が「ブウブ乗るか」と言うと飛び込んで乗り、助手席に正座する。家内が乗っているときなどは、大きな巨体で家内のひざの上に座るのである。タイちゃんは、私たち夫婦の田舎暮らしのとても大切なパートナーである。


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