私の田舎暮らし124 昔の道具「熊手」

私の田舎暮らし124 昔の道具「熊手」私は春野町で田舎暮らしをして今年の6月で9年目を迎えました。神戸で30年間会社勤めをし、定年後にこの地に家内と愛犬「タイちゃん」と3人で暮らしています。田舎暮らしをこれから始める方々に少しでも参考になればと思い、しばらく出来れば週一回(火曜日)に書かせていただきたいと思います。 

(124)私の田舎暮らし 昔の道具「熊手」

 熊手は枯れ葉を集めたり干草をかき寄せたり、土を平らにならしたりなど、様々な用途に使われる道具である。竹製のものなど伝統的な形の熊手は、指の部分が長くて扇子のような形で作られており、これに竹の柄がつけられている。最近の熊手は、指が鋼鉄、プラスチックなどで作られており、柄は多くは竹製か金属パイプでできている。また、熊手は日本では、幸運や金運を「かき集める」という意味を込めて、商売繁盛の縁起物として熊手を飾る事がある。主に毎年11月の酉の日に神社で開催される酉の市などで販売されている。毎年、昨年度の物より大きい物を購入するのが商売繁盛等につながるとされている。また、熊手は昔は武器としても使われ、長い柄の先に熊の手を模した鉄製の爪をつけたものがある。弁慶が背負った七つ道具の一つに熊手があったと伝えられている。熊手は便利な道具であり、私はよく使う。大工仕事をした後に、鋸で切った小さな破片をおがくずや小石と選別して集める時には大変便利である。この作業を竹箒でやると鋸で切った小さな破片もおがくずや小石も同時に集まってしまい、後でいちいち手で木の破片を拾わなければならない。しかし熊手を使えば木の破片だけを簡単に集めることが出来るのである。庭に落ちた枯葉を集める作業も熊手を使えば容易に出来る。この作業を竹箒でやると落ち葉と一緒に小石や砂まで集まってしまい、後で手で落ち葉だけを選別しなければならない。しかも熊手で落ち葉の掃除をすると地面に熊手の爪の線が残り、この線が何ともいわれずきれいで清潔感がするのである。また、私は薪ストーブの焚き付けに枯れた杉の葉を使用しているが、これを集めるときにも熊手を使う。12月ごろになると杉の木は、枯れ枝が目立つようになるが、大風が吹くとこの枯れ枝が大量にアスファルトの道路の上に落ちる。この落ちた枯れ枝を自動車で踏み潰されないうちに朝早く軽トラに熊手を積んで集めに行くのである。杉の木立でトンネル上になっている道路に行き、熊手で杉の枯れ枝を集め、軽トラの荷台に載せながら車を移動させていくのである。この方法でやると短時間にたくさんの杉の枯れ枝を集めることが出来る。また、この作業は、道路を掃除することにもなる。車で通る人は、私の本当の目的は、薪ストーブの焚き付けを集めていることなどと思う人は少ないだろうから、私のことを朝早くから道路掃除をして殊勝な人だと思っているかもしれない。
参考資料:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8D%AC


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