
この時期、春野のあちらこちらから草刈機の音が聞こえてきます。
お年寄り、農家のみなさんがそれぞれの
「草刈場」から草を刈り取り、畑に運んでいます。
※春野では畑に入れる草を刈る場所を、「草刈場」と呼んでいます。
「草刈場」も土手であったり、山であったり、河原だったり。
みなさんそれぞれ、昔からの場所があるようです。
草が暑さから、畑の水分の蒸散を抑えます。
そしてこれらはやがて腐り、畑の肥やしになります。
草刈した場所はきれいになり、季節が一巡してまた草が生えます。
昔から続く春野暮らしの知恵であり、循環型の暮らしでしょうか。。。
しかし近年高齢化で「草刈場」も草が刈られることなく生茂り、「雑草場」と姿を変えようとしています。
こんな所からも春野の現状がうかがえます。