
春野ではこの時期、杉・桧の伐採と同時に、椎茸の原木となるコナラの伐採が行われています。
チェーンソーの音も近くで聞くと騒音ですが、山々に響き渡る音はどこか風情があります。これも冬の訪れを告げる「春野の季節の音♪」ですね。。。
冷たい木枯らしが吹く中で、只今春野の山々からそんな音が聞こえてきます。
さて、春野のしいたけ栽培は全て
原木(げんほく)栽培で行われています。
まずは、原木となるコナラを伐採します。時期が早すぎると木に水分

が多く含まれ、紅葉が進むと伐採後乾燥(葉枯らし)が出来ません。伐採のタイミングが実に難しいです
昔(先人)のみなさんは木に耳をあて、そこから聞こえる音の変化で伐採適期を決めていたようですが。今時の我々はその目利き(耳利き)が出来ませんね。(先人達の敏感な感覚とその経験には脱帽です) また近年異常気象で夏の猛暑や冷夏。秋の訪れが遅かったりと。判断が難しくなりました。
暦の「つち」を参考にする人もいます。これは椎茸の原木伐採だけでなく、この時期は木の伐採が不適とされています。参考までに県森連HP
「立木伐採カレンダー」です。
写真は伐採跡です。このまま2~3ヶ月この状態で乾燥(葉枯らし)します。その後は「菌打ち作業」です。これはまた次回。。。