廃校利用を全国公募

廃校利用を全国公募 浜松市天竜区の旧春野南中・西浦小
2011年1月21日
という、中日新聞の記事です。

 地元にも打診がありましたが、大きすぎてよいアイデアも出ず。
耐震的には、小学校とも思いましたが、教室数、階段の高さ、トイレの高さなど、ありとあらゆる規定があるそうで、簡単ではないそうです。とはいえ、年間2000万+維持費となると、簡単に手は出せないですね。

 浜松市は、天竜区にある廃校2カ所の賃貸利用を全国公募する。旧春野南中学校(春野町堀之内)と旧西浦小学校(水窪町奥領家)で、どちらも2005年春に廃校となり、約1年前に区民から利用を募ったが、申し出がなかった。

 市ホームページ(HP)で告知しており、文部科学省HPの専用コーナーにも掲載される予定。2月中に企画提案を受け付ける。市が廃校の利用を広く募るのは初めて。

 旧春野南中の対象施設は、1983年完成の鉄筋3階建て校舎。一部が防災備蓄や文書庫に使われており、貸し付け面積は延べ1478平方メートル。市が算定した年間貸付料は1985万円程度。

 旧西浦小は、63年完成の木造2階建て校舎(延べ781平方メートル)のほか、講堂とグラウンド。年間貸付料は校舎で157万円程度。

 1年以上の継続使用で、地域住民の同意を得ることが主な条件。市が中山間地の活性化に有効な事業と認めれば減額し、無償となる場合もある。

 市内の廃校・廃園29カ所のうち、天竜区が21カ所を占める。市は行政目的の転用を検討後、区民から利用を募り、4カ所がアートや交流活動などの拠点となる予定。耐震や借地などの問題から活用できない施設を除けば、区内で使い道のめどが立っていない廃校は今回、公募する2カ所だけになっていた。

「増える廃校」市町村合併進み課題に
 学校が廃校に至る理由は、少子化や過疎化による児童生徒数の減少に加え、市町村合併の影響が挙げられている。浜松市にある廃校の多くも、2005年7月に12市町村が合併する直前や合併後に歴史を閉じた。

 地域住民にとっては、学校の校舎は身近な存在。廃校後の施設をどう生かせるかが課題となっている。浜松市が全国公募する2カ所は「広いことから使いにくかったようだ」(資産経営課)と、地元から有効策が上がらなかった。

 文部科学省の統計では、公立学校の廃校発生数は1992~2009年度で全国5796校。静岡県は78校と47都道府県で31番目ながら、その後も増えている現状があり、浜松市のように広く公募する市町が出てきそうだ。

 文科省はホームページで、自治体が利用を募る全国の廃校を一覧にして公表。体験学習施設や福祉施設、工場・オフィスといった再生例も紹介している。  (報道部・後藤隆行)



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