つる

ふじのつる 山では、ふじのつるとかが、木に巻きついて上のほうに伸びていくことがあります。木の上の方なら、日光を受けることができますから、そこまで伸びていって葉を茂らせ、だんだんと「つる」の部分を太くしていきます。すると写真のように木に食い込んでいきます。たまに枯らすことがあります。

 熱帯林では、「しめころし植物」といって、同じようにつるが伸びていって、樹冠を覆うように葉を広げて、つるを太くして、最後には初めの木を枯らして、そのままつるが大木になっていく、いちじくの仲間があります。そこまではないにしても、日本でも数十メートルの長さで直径が十数センチにもなることがあります。

 見てのとおり、木の形が悪くなったりするので、こうした「つる」は定期的に見回って切らなければなりません。山はそんなに手間がかからないといっても、こうしたことは毎年しなければならないんです。


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この記事へのコメント
最近春野の奥様達でリース作りが盛んに行われています。そんな人達にとっては「つる」もお宝でしょうが・・・。
他は全く困りものですね。
①木の生長を抑える。
②伐採の時危険
③山を歩く時足にひっかかる など。

いきなり太いつるはありません。こまめに細いつるをナタで切るように心がけています。

しかし写真のつるは見事ですね!
Posted by お山の住人 at 2007年01月30日 07:45
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