若身の瑞雲院の隣に新橋屋さんがある。ここは2段重ねの鉄火丼がテレビで紹
介されて、結構有名。でも何で山の中で海の幸なの?という疑問もあった。
どこかで読んだ話だが、新橋屋さんへの何かの取材でこんな話があった。
ちょっと昔は木を気田川を筏を組んで流していた。河口まで筏を運んだ帰りに、
海のものであるマグロを持って帰ったという話である。機会があったら、裏を取っ
ておきます。
さて、もう一つ。あるブログに書かれていた話だが、浜では脂ののったトロよ
り、メジとかアジと好むとか。こうしたサカナは鮮度が落ちるのが早いので、獲
れたてを食べるとおいしいわけだ。
大きなマグロは死後硬直が解けないと美味しくならないので何日か「寝かせる」。
遠くまで運ぶのに適している。サカナのことは詳しくないので、そんなものかな
ということだが、そんな話を総合すると、山で鉄火丼もアリなのかなと思う。
さて庶民はといえば、親父なんかに話を聞くと、昔は塩の塊のようなサンマが
ごくたまに食べられるくらいだったとか。今はありがたい世の中になりました。