犬居という地名

 写真はご存知 水戸黄門。偽黄門様の会で、うっかり八兵衛がいないので初回だと思う。
その偽黄門様を現地の代官が迎える一瞬のことですが、その宿の奥の旅籠になんと「旅籠 犬居屋」の文字が。

 それはともかく、犬居は、「戌亥」という意味の「乾」であったのではないかと言われています。
そうするとどこから北西かになるのですが、対象になるのは掛川城あたりになるわけですが。
昔の古道、塩の道や秋葉街道に由来するかもしれません。

 犬といえば、水窪の山住神社にお犬さまを借りて狐つきとか直したとかいう話がありまして、
で、神社で祈願してから家まで決して振り返ってはならない、振り返るとお犬様が帰ってしまうとのことで。

 この話は春埜山にもあったようで、やはり振り返ってはならないそうです。

 犬つながりですと、信州から借りてきたしっぺい太郎が、磐田の見付の人身御供の替わりに妖怪と戦って倒したものの、深手を負って途中の水窪の足神神社前で息絶えた民話とかありますね。

 そんなわけで、犬(山犬)とも縁のある地域ではありますので、犬が居るという、まあ狛犬みたいな感じをイメージすると良いという解釈もあるようです。


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この記事へのコメント
最近静岡放送(SBS)で、夕方随分懐かしい水戸黄門が放送されていますね・・・。
先日ついつい見入ってしまいました。

「犬居」と言う地名。
昔歴史の時間に「乾(戌亥)の方角から名づけられた」と聞いたような記憶がありますが。
いろいろ面白いご意見。参考になります。
Posted by 春野のしいたけ屋 at 2007年09月30日 11:17
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