懐かしの春野の半鐘

懐かしの春野の半鐘昨日正午は春野の山々に一斉に消防車のサイレンが響き渡りました。
「山火事?」の誤報だったようで、幸い火災(有事)もなく一安心でした。
今朝の春野は朝から雨模様icon13
これで山火事の心配はないようです。

今でこそ同報無線や電話などなど情報網が発達し、個人にすぐに火災の情報が伝わり、消防署・消防団・自主防のみなさんが迅速に対応出来るようになりました。
その昔は・・・。
写真の様な火の見櫓(やぐら)と半鐘(はんしょう)が各地域に存在し、その鳴らし(叩き)方で地元民に有事を知らせていました。
面白いHPがありましたので、ご紹介します。

「静岡県の火の見櫓」←(春野町を選択してください)

常葉学園大学造形学部のみなさんが調査された、県内の火のみ櫓と半鐘です。
春野にとっても大変貴重な調査です。そのご尽力に感謝致します。
他の市町村と比べて、春野は数が多い事に驚きです。またその形も実に様々です。

きっと春野を故郷に持つ人は、これらの火のみ櫓の姿と半鐘の音色を懐かしく感じるのでないでしょうか。15年ほど前までは、年末の火災予防の一環で春野町消防団のみなさんが「2点4点」を同時刻に叩いていました。同時刻なので一斉に半鐘の音色が山々に響き渡り、何とも風情がありました。冬のこの時期の「春野の音」としてすっかり定番でしたが。今は聞くことはありません。


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この記事へのコメント
 入りたての頃はまだ叩いてました。
その後統合が進み、十年以上前から
叩いてないですね。

 ぎしぎしという鉄のはしご部分を登ったとたんに
木槌を落っことしてやりなおしたり、
木槌の先っぽがすっ飛んで、真っ暗な中。。。

 真っ暗なしんと静まり返る夜に思いっきり叩けるので
結構楽しみでした。
Posted by 鈴木猛史鈴木猛史 at 2007年11月28日 08:27
私も新入団員の頃から数年間、同じような経験をしました。朝晩6時の2回。共に真っ暗な春野の山々を見ながら凍える手に小槌を持って櫓に登ったものです。
当時若かったので、ぶつぶつ小言を言いながら「何で今の時代に半鐘なんか・・・」とぼやいていた事を思い出します。
しかし今は機会があれば進んで志願します。予防火災を祈念して、半鐘を復活させても良いかなと思う一人です。ただし現消防団の皆さんに負担のないよう「保存会」としてですが。その前に老朽化した櫓が耐えられるかどうか心配です。
Posted by 春消OB at 2007年11月28日 10:10
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