私の田舎暮らし64 「山菜-4 わらび」

私の田舎暮らし64 「山菜-4 わらび」私は春野町で田舎暮らしをして今年の6月で7年目を迎えます。神戸で30年間会社勤めをし、定年後にこの地に家内と愛犬「タイちゃん」と3人で暮らしています。田舎暮らしをこれから始める方々に少しでも参考になればと思い、しばらく出来れば週一回(火曜日)に書かせていただきたいと思います。

(64)私の田舎暮らし 「山菜-4 わらび」

 わらびは、最も一般的な山菜の一つであり、他の植物と間違うことも少ないので多くの人から親しまれている。私の住んでいるところにもわらびがたくさん生える。わらびは、畑を放置しておくと、数年するとわらびが一面に生えてしまう。これを絶やすためには地下茎を1本、1本、耕しながら除去する必要があり、大変な作業になる。私がこの土地を入手し、畑を作ったとき、よく肥えた場所であったが、わらびがびっしりと生えており、くわで耕しながら長時間かけて取りのぞいたことを覚えている。完全にわらびの地下茎を除去するのは大変で、取ったつもりでも、残っているとすぐ芽を出してくる。だから私の部落の空き地にはほとんどわらびが出るといっても大げさではない。しかしわらびにも軟らかく太いわらびとやせた硬いわらびがあり、それはわらびが生えている土地が肥えているかどうかによる。従って、以前、畑であったり、お茶の木が植えてあったところなどは、太い立派なわらびが出る。私の部落では、わらびが採れる季節になるとJAがわらびの出荷方法を書いたパンフレットを部落に配る。わらびは、お年寄りの小遣い稼ぎになるのでこの季節になるとお年寄りが、わらびを採り、箱詰めにして出荷している。しかし、最近、山菜採りが盛んで、土、日になると町から続々と車が来てわらびを採って行ってしまう。マナーが良い人もいるが、悪い人もおり、人の屋敷に無断で入ってわらびを採る人もある。私もこの土地に来た最初の頃は、わらびを採り、まきストーブの灰であく抜きをし、よく食べた。しかし最近は、あまり沢山わらびが周囲にあると積極的に採る気持ちが薄れ、年一回ほど採って食べる程度になった。しかし、この季節になると時々、我が家にわらび採りに来る人がおり、その人が来ると、案内する程度である。わらびが採れる季節は丁度、マムシが出始める季節でもある。また、マムシが出る季節になるとマムシ草という高さ約40cmほどで茎がマムシとよく似た模様をした宿根草が出てくる。この植物が出てくると、マムシが出る可能性があるので、暖かい日は気をつけなければならない。わらび採りの人は、マムシのことは何も気にせず、わらび採りに夢中になるが、わらび採りをするときは長靴を履き、手元に注意して採る必要がある。マムシは、他の蛇と異なり、近くに行っても逃げないので、誤って踏んだり、手を近づけるとかまれることがある。


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