私は春野町で田舎暮らしをして今年の6月で7年目を迎えました。神戸で30年間会社勤めをし、定年後にこの地に家内と愛犬「タイちゃん」と3人で暮らしています。田舎暮らしをこれから始める方々に少しでも参考になればと思い、しばらく出来れば週一回(火曜日)に書かせていただきたいと思います。
【写真:マムシ】
(69)私の田舎暮らし 野生動物「蛇」
このあたりには、蛇が沢山いる。4月の中旬になると暖かい日には蛇が姿を現す。本格的に蛇が出だすのは4月の下旬からであり、そして11月の初旬に冬眠するまでよく見かける。蛇の種類は、青大将、シマヘビ、ヤマカガシ、マムシなど一般的なものが多い。数年前、山道を車で走っている時、蛇とイタチが戦っているのを見たことがある。壮絶な戦いで、最後は草むらに入ってしまったのでどうなったか判らないが、イタチが蛇を獲ることは聞いたことがある。蛇は日によって一日に何回も出くわす時がある。蛇がよく出る日があるようで、こんな日は何か気持ちが悪くなってしまう。青大将や、シマヘビは、人が近づくと足早に逃げるが、マムシは動作が鈍く人が近づいても蛇の方から逃げることは少ない。従って、誤って踏んで足をかまれたり、草取り等をしていて手をかまれたりするのである。マムシにかまれ入院する人は、春野町で毎年いる。昔はマムシにかまれるとワクチンで治療をしたが、今はワクチンが無く、点滴をするそうである。私も毎年数回マムシに出くわすが、見れば極力殺すことにしている。マムシは他の蛇に比べて動作が鈍いので、見つけたら落ち着いて棒などを探し、まず蛇の背中に一撃を与え背骨を折ると動けなくなるので、あとはゆっくりと頭をつぶせばよい。マムシは、行動範囲が狭く、逃がしてもそんなに遠くに行かず、またその近くで出ることがあるので気をつける必要がある。私の土地にもマムシがいるので、マムシが出る季節は外に出るときは長靴を必ず履き、草取りをするときは、いつもマムシのことを念頭に置きマムシがいないか絶えず注意している。最近マムシにかまれた時の毒を抜く器具があることを知り購入した。フランス製のもので名称は「エクストラクター」というものであるが、エクストラクトとは、英語で抽出するとい言う意味である。簡単なプラスチック製の注射器みたいなものであり、注射器の先端に丸い筒状のものがついており、これをかまれた部分に当て、注射器のピストンを押すと真空状態になり、毒を吸い出す仕組みになっている。説明文によるとかまれてから3分以内に処置をすることが必要である。購入した店の話では、これを使うとかまれても何もしない場合よりかなり軽くてすむようである。1台3千円余であるが、我が家では2台買い、1台は軽トラに常時積んでおき、もう一台は、家の外の棚ですぐに取り出せるところにおいてある。去年、蜂に刺されたときに使ったが、かなり効果があった。マムシは昔から薬としてこの近所ではよく使われている。マムシを生け捕りにした場合は、水を満たしたビンに入れて汚物を吐き出させた後、焼酎漬にしたり、黒焼きにした後粉にして保存するという。マムシの皮は、乾燥保存して使用時には水で戻し、腫れ物などに貼るととてもよく効くとのことである。近所のおばさんから聞いた話であるが、昔病気で医者に見離された子供が、マムシを食べさせたところ回復し、医者も驚いたことがあったという。
この前は、お邪魔して、楽しい時間を過ごさせていただき、ありがとうございました。何かと準備が大変だったかと思います。お二人、お疲れが出ませんでしたか。
山でのお暮らしの様子が、ご案内のおかげでとてもよくわかり、うらやましく感じました。
小屋掛けをしたり、農作業やガーデン造成と多岐にわたるあれだけの見事な遂行ぶりを目の当たりにして、心を揺さぶられました。
仕事ができるかたは道具の整理整頓がきちんとできるんだなという感想も持ちました。
奥さまの存在も欠かせない大きなものと感じました。私たちも時々山梨県の山荘にでかけて、「百姓もどき」「植木やもどき」の生活を
しておりますが、今回の訪問では、具体的な営みを通しての示唆を感動とともにいただきました。
タイちゃんに親しく接することができたのも
何よりの喜びでした。彼にも感謝を伝えたいです。(タイちゃん、アリガトウ)。
「蛇」と聞いただけでぞっとするたちなので、タイトルを読んだだけで敬遠していました。
読み終えましたが、再読する気にはなれません。
だからコメントもこれが精一杯です。お笑い下さい
大阪の住人さんこんにちわ。
今日も蛇を見ました。ほとんど毎日のように見ます。
蛇は何度見ても気持ちが悪いですが、
マムシ以外は長いと言うだけで嫌うのは蛇にかわいそうな気がします。
茶樹の上は心地良いようで。
この時期マムシがとぐろを巻いています。
普段は人間の気配で逃げてしまいますが、それでも気をつけないといけません。
ダニ・ブヨ・蜂・蚊・虻、そして最近はヒルと。
人間に害を及ぼす虫たちが山や畑にはたくさんいます。田舎暮らしはこんな虫たちと上手に付き合わないといけませんね。
人間にとっては害虫ですが、発生時期や場所などで季節や天気など自然の状況を予測することが出来ます。
「へび」とくに「まむし」よけに竹・木酢液を薄
めたものを作業前に周辺にスプレーしてま
す。また、タバコの葉も効果あるとも聞いて
ます。
ばかじゃないの無駄な殺生して・・・
無知だよ 血清治療と破傷風の治療を
並行しておこなうの
血清は何度も打てない。
安全を確保するのに必要なこともある。
血清治療は何度でも可能です。
調べてから言いましょうね
貴重なご意見(情報)ありがとうございます。
田舎で暮らしていても知らないことがたくさんありますね。参考にさせて頂きます。
調べ方が悪くて恐縮です。
マムシ抗毒素血清は一般に馬血清で、
ヒトにとって異物であるので抗体ができてという話と、
投与前に皮内反応を行い、強陽性の場合は投与しない。
とあるので、何度も打てないと解釈したものです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1311674548?fr=rcmd_chie_detail
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