私の田舎暮らし79 野生動物「コジュケイ」 

私の田舎暮らし79 野生動物「コジュケイ」 私は春野町で田舎暮らしをして今年の6月で7年目を迎えました。神戸で30年間会社勤めをし、定年後にこの地に家内と愛犬「タイちゃん」と3人で暮らしています。田舎暮らしをこれから始める方々に少しでも参考になればと思い、しばらく出来れば週一回(火曜日)に書かせていただきたいと思います。

(79)私の田舎暮らし 野生動物「コジュケイ」

 コジュケイは、小型のキジ類で体長は25㎝ほどであり、キジやヤマドリと違って尾が短く、ウズラよりは一回り大きい鳥である。オスメスは同色で褐色系だが、頬から喉にかけて鮮やかな赤褐色の部分が目立つ。腹部は他よりも明るめの黄色い地に黒褐色の斑紋がある。キジと同じくコジュケイも狩猟鳥であり、分布する地方では留鳥で一年中見られ、特に雑木林の豊富に残る田園地帯や里山などに多く見られるという。雑食性だが、植物の葉や実などが主な餌であるが、その他に、昆虫類やミミズなども食べる。用心深い性格で、林の下生えや藪の中に潜み、あまり姿を見せないが、早朝~午前中にかけて、えさを探しに開けたところで見られることが多い。繁殖期は5~6月で、このときのオスの鳴き声が特徴的である。ヒヨドリにも似た大きな叫び声を「ピーッ!ピーッ!ピピーッ!」と挙げたあと、速いテンポの「ピッピュクァイ!ピッピュクァイ!」という鳴き声に移行し、その後テンポが遅くなって鳴きやむ。「ピッピュクァイ!ピッピュクァイ!」の部分が「ちょっと来い!ちょっと来い!」と聞こえるので、「姿を知らなくても鳴き声は知っている」という人が多いと思われる。「ちょっと来い!ちょっと来い!」の鳴き声は特徴的であり、野鳥に詳しい友達に「ちょっと来い!ちょっと来い!」と鳴く鳥はなんという名前の鳥かと聞いたら、すぐにコジュケイだという返事が返ってきた。このときは茶畑に潜みウズラみたいなあまりかっこよくない鳥が、「ちょっと来い!ちょっと来い!」と自慢げに鳴く鳥とはすぐに信じることが出来なかった。その後、図鑑と鳴き声が入ったテープで確認して初めてコジュケイだと認識できた。この鳥は茶畑によく潜んでおり、タイちゃんの散歩の時、タイちゃんが茶畑の木の間を駆け巡り、よく追いかける鳥である。時々家族でいる時があり、茶畑の間の道を親鳥を先頭にちょこまかと移動する姿は、ほほえましい感じがする。「ちょっと来い!ちょっと来い!」の鳴き声を私がまねをすると何かおかしいと思うのかしばらく鳴き止むが、またけたたましく「ちょっと来い!ちょっと来い!」を繰り返す。


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