私の田舎暮らし81 野生動物「ホトトギス」

私の田舎暮らし81 野生動物「ホトトギス」私は春野町で田舎暮らしをして今年の6月で7年目を迎えました。神戸で30年間会社勤めをし、定年後にこの地に家内と愛犬「タイちゃん」と3人で暮らしています。田舎暮らしをこれから始める方々に少しでも参考になればと思い、しばらく出来れば週一回(火曜日)に書かせていただきたいと思います。

(81)私の田舎暮らし 野生動物「ホトトギス」

 ホトトギスは、インドから中国南部で越冬するが5月頃になると中国北部、朝鮮半島、日本まで渡ってくる。日本では5月中旬ごろにやってくる。他の渡り鳥よりも渡来時期が遅いのは、托卵(他種の鳥の巣に卵を産み、抱卵・育雛をさせる)の習性のために対象とする鳥の繁殖が始まるのに会わせることと、食性が毛虫類を捕食するため、早春に渡来すると餌にありつけないためであるといわれる。ホトトギスとウグイスは、よく似た鳥と思われるがホトトギスは,カッコウ科であるが、ウグイスは、スズメ目ウグイス科に属する。ホトトギスの体長は 28cmほどでヒヨドリよりわずかに大きくハトより小さい。頭部と背中は灰色で、翼と尾羽は黒褐色をしている。胸と腹は白色で、黒い横しまが入るが、この横しまはカッコウやツツドリよりも細くて薄い。目のまわりには黄色のアイリングがある。ウグイスのオスの鳴き声はけたたましい声で、「キョッキョッ キョキョキョキョ!」と聞こえ、これを昔から「特許許可局」ともじられている。私は長い間、ウグイスの特にケキョケキョケキョという鳴き声とホトトギスの、「キョッキョッ キョキョキョキョ!」の鳴き声を区別できずにいた。従って、ウグイスがケキョケキョケキョと鳴き、その後しばらくしてホーホケキョと鳴くので、ウグイスは、いつもほととぎすと一緒にいるのだと思っていた。このように思ったのは、ホトトギスがウグイスに托卵することを知っていたのでそのように単純に思ってしまったのだと思う。鶯の鳴き声のホーホケキョのさえずりを朝のひんやりとした山間の冷たい澄んだ空気の中で聞くと、さわやかで何か身の引き締まる思いがするがし、「さー今日も一日頑張るぞ」という気持ちになる。しかしホトトギスのキョキョキョキョ「特許許可局」という鳴き声は、けたたましく、夏の日差しが強い午後などに聞くと、よけい暑くなり、疲れがどっと出てくる感じがする。


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