私の田舎暮らし91 森林「薪の利用」

私の田舎暮らし91 森林「薪の利用」私は春野町で田舎暮らしをして今年の6月で7年目を迎えました。神戸で30年間会社勤めをし、定年後にこの地に家内と愛犬「タイちゃん」と3人で暮らしています。田舎暮らしをこれから始める方々に少しでも参考になればと思い、しばらく出来れば週一回(火曜日)に書かせていただきたいと思います。

(91)私の田舎暮らし 森林「薪の利用」

 近所の古老の話では、昔は燃料はすべて薪を利用したので、この部落でも薪は奪い合うようにして集めたとのことである。今は世の中が変わり薪を利用しているのはこの部落では私一人であり、風呂に薪を利用している人さえいない。したがって私は、競争者もなく一人悠然として薪集めをすることが出来るのである。私にとっては、大変ありがたくまた、恵まれた環境にあり、感謝すべきことである。しかし、森林に抜き切りや枝打ちをされた木がそのまま放置されているのを見ると本当にもったいないと思う。そのまま放置しておけば、腐りCO2を放出することになるのだが、薪として利用して一働きさせれば、環境問題に貢献できるのだがと思う。せめて風呂にだけにでも利用すれば大きく環境問題に貢献できると思う。それは、一般家庭で厨房と風呂で消費されるガスの約80%は風呂を沸かすエネルギーとして使用されていると言われるからである。私は暖房には薪ストーブで薪を利用しているが、風呂はプロパンを使用している。灯油と薪が両方利用できる風呂釜を色々調べたが、今からまた変更することは、資金的にもまた、改造工事をする必要があり躊躇している。なぜ家を建てるときにもう少し調べて計画をしなかったのかと悔やまれる次第である。環境保護意識の高まりとともに、石油や石炭などの化石燃料から排出される二酸化炭素の増大が地球温暖化に与える影響が深刻化し、大きな問題になっている。薪は、植林することにより再生できる唯一の循環型エネルギーで、木の成長過程で大気から吸収 するCO2の量と、燃料として薪を使用した際に排出されるCO2の量はほぼ同量で、地球上のCO2の総量は変わらず、地球温暖化の原因にはならない。日本は国土面積の67%を森林が占める世界有数の森林大国である。その森林もいつしか手入れされなくなり、荒れ果てている。便利さと経済性だけを追い求めるやりかたは、もう見直さなければならないと思う。持続可能で将来に禍根を残さない方法を考えていかなければならない岐路に立たされていると思う。都市部で薪を利用することはなかなか難しいいが、最近少しずつ都市部でもで薪ストーブを利用する人が増えている。薪を利用することは、生活に安らぎを与え、環境にやさしく、環境破壊は少ないのである。
参考資料:森林・林業学習館w.shinrin-ringyou.com/ringyou/


同じカテゴリー(私の田舎暮らし)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
私の田舎暮らし91 森林「薪の利用」
    コメント(0)