私の田舎暮らし130 「田舎と都会の違い」:自転車

私の田舎暮らし130 「田舎と都会の違い」:自転車私は春野町で田舎暮らしをして今年の6月で9年目を迎えました。神戸で30年間会社勤めをし、定年後にこの地に家内と愛犬「タイちゃん」と3人で暮らしています。田舎暮らしをこれから始める方々に少しでも参考になればと思い、しばらく出来れば週一回(火曜日)に書かせていただきたいと思います。 


【写真】昔の自転車

(130)私の田舎暮らし 「田舎と都会の違い」:自転車

 田舎と都会の違いで目を引くのは都会に比べて田舎は、自転車が少ないことだと思う。特に私の住んでいる部落には、自動車は各家庭に複数台あっても自転車は一台もない。理由は、私の部落は平地が少なく、どこの家に行くにも急な坂があり、とても自転車などは使っておれないからである。気田川沿いの下の部落では自転車を利用している人は結構いる。気田川沿いの国道362号線は緩やかな傾斜であるので、通学時には学生の自転車の列がよく見られる。私の部落でも私が来たころには高校生が一人いたが、この子は、昔使った山道を利用し下の部落に徒歩で下り、そこに置いてある自転車で高校に通っていた。一方、私が住んでいた神戸のニュータウンでは自転車は市民の足であり、近くの電車の駅まで自転車で行く人が多くおり、駅には大きな駐輪場があった。各家庭には、少なくとも子供の人数プラス1台(ママチャリ)の自転車があるのが普通であった。私もこの部落に来た当初は自転車がほしいと思ったことがあったが、すぐにその考えは間違っていることに気づいた。そのころはまだ部落全体の家を把握しておらず、あちらこちらに点在している家がそれぞれ急な坂でつながっていることを知らなかったためである。坂が多いということは、足腰が弱い人にとっては大変なことであるが、この部落のお年よりはわれわれ都会から来た人が考えるほどには坂を気にしていないようである。昔から坂道を歩いており、平坦な道を歩くことが少なかったため、足腰もそれに適応しているのだと思う。一方、坂道が多いということは環境が平凡でなく多様性を持っているということでもある。一軒一軒の家がそれどれ家の脇に谷川が流れていたり、竹やぶがあったり山野草が花を付けていたり、小鳥が沢山群れていたりするのである。余談になるが自転車といえば値段的にいえばピンからキリまであり、安いものは一万円以下で購入できるが、高価なものは数十万円もするものもあるという。自転車の値段は、自転車の部品が「シマノ」の製品がどれだけ使われているかで決まるということを聞いたことがある。「シマノ」は、世界トップの自転車の部品メーカである。最近は。「シマノ」は、釣道具も扱っており、こちらのほうが一般的にはよく知られていると思うが、実際は世界でも独占的な自転車の部品メーカである。世界中に自転車のメーカが沢山あると思うが、高級自転車は、ほとんどは「シマノ」の部品を使っているという。このことを私はある人から聞いて、最初は信じられなくて、デパートの自転車売り場で高級自転車の部品を確認したことがあるが、たしかに高級自転車には「シマノ」の部品が沢山使われていた。


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この記事へのコメント
タイちゃんさん こんにちわ。
釣具と自転車部品との取り合わせ、面白いですね。自転車も昔のものに比べてメカが進歩し、後輪の支持機構にコイルばねを入れてクッション性をもたせたり、クランクの歯車を非円形にして(これ小生の記憶間違いか?)駆動力を平均化?したり・・・。

当市でもJRや地下鉄駅近辺の放置自転車が、社会問題化しています。
撤去した自転車を一時保管するための大きな倉庫が近くにあり、幹線道路にここへの案内標識まで出ています。

ボランティアがここのものを整備して発展途上国へプレゼントし、喜ばれたという話もありました。
Posted by 尾張仁 at 2009年09月01日 14:54
尾張仁さんこんにちわ。

私も神戸のニュータウンに住んでいた頃、地下鉄の駅の近くに違法に置かれた自転車が、神戸市によって回収され、ニュータウンの端にあるロープを張っただけの保管場所に、置かれているのを見かけたことがありました。
駅の近くに駐輪場がありましたが、有料でしたので、違法に自転車を置く人がかなりいました。

神戸にいたときは、自転車は身近なものでしたが、今は全く関係ない乗り物になってしまいました。
Posted by タイちゃん at 2009年09月02日 09:38
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