遠州地方にも様々な方言・独特のアクセントがあります。そんな中で春野ならではの方言(言葉)があります。
「道作り」と言えば、大体の春野人には通じます。他の人は「道路を新しく作ることかな?」と思われがちですが。
「道作り」とは、自治会(町内会)で行う道路や側溝などの草刈・清掃作業です。特に盆前や秋祭りの前に行われます。一歩春野から外に出て「来週道作りがあるからなぁ~」と言ったらどうなるか。不思議な顔をされるか。爆笑されるか。いずれも相手に意思が通じないでしょうね。
なぜ「道作り」と言うのか???
自動車が普及するずっと以前から、盆や祭典の前に人間の歩く道(街道)をきれいに整えて、神(仏)や外からの客人を招き入れたと思います。また台風や大雨で崩れた道を、集落の人達が集まって人力で直したことでしょう。
いずれも田舎の小さな集落でみんなが助け合い、地域を維持してきたなごりが「道作り」と言う言葉として、未だ残っているのだと思います。
どこかで春野人に出会ったら、テ~スト♪「道作りって知ってる?」と聞いてみてください。