私の田舎暮らし 37「ログハウスの建設-13」

私の田舎暮らし 37「ログハウスの建設-13」私は春野町で田舎暮らしをして今年の6月で6年になりました。神戸で30年間会社勤めをし、定年後にこの地に家内と愛犬「タイちゃん」と3人で暮らしています。田舎暮らしをこれから始める方々に少しでも参考になればと思い、しばらく出来れば週一回(火曜日)に書かせていただきたいと思います。

(37)私の田舎暮らし 「ログハウスの建設-13」

 カラーの平板トタンの色は、三種類ほどあったが、モスグリーンにした。我が家の母屋は、黒のカラーベストなので同じ色にしようと思ったが、家内の希望でモスグリーンにした。この屋根材を施工する上で最も難しかったのは、屋根の二等辺三角形の端の部分であった。ここをキャラバというが、この部分は、雨が横から内部に染み込まないように特別な構造をしたブリキを使用するが、ここの部分をブリキ鋏で加工することが難しかった。ブリキ鋏は、使ったことがある人は、経験していると思うが、なかなかうまくブリキを切ることが出来ない。特に曲線や、ブリキが二枚重ねになっている部分の切断は難しい。ブリキ屋を見ているといとも簡単にブリキを切っていくが、これは相当年季を入れないと出来ることではないと思う。色々苦労したが何とか屋根を葺くことが出来た。最初に雨が降ったときは雨漏りがしないかとひやひやものであった。よく人から「○○さんのログは屋根だけが立派だな」と言われる。私はそれに対していつもこう応えている。お寺でも神社でもその建築の見栄えは屋根で決まるでしょう。屋根が立派ということは、建築全体が立派に見えると言うことです」という。そうすると何か分かったか分からないような顔をして半分納得するのである。屋根が完成して本当にほっとした。これから雨が降っても、急いでブルシートをかけたりしなくてもよいのである。反対に雨が降るとここに色々な物を緊急避難させることが出来る。タイちゃんは、寒さに強いが暑さにはまことにだらしない。夏は食欲もなくなり大好きな散歩もあまり気が進まない。こんなタイちゃんであるが、夏にタイちゃんを放すとすぐにログに入ってしまう。犬は我が家で一番涼しいところをよく知っているのである。ログは、太い丸太で出来ているので断熱効果が高く、外から内部に入るとひやりとする。冬はこの反対で暖かく、寒い朝などでも母屋に比べて暖かいのである。


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