私の田舎暮らし210 「我が家の春夏秋冬」

私の田舎暮らし210 「我が家の春夏秋冬」春野町で田舎暮らしをして今年の6月で12年目を迎えました。神戸で30年間会社勤めをし、定年後にこの地に家内と愛犬「タイちゃん」と3人で暮らしています。田舎暮らしをこれから始める方々に少しでも参考になればと思い、しばらく出来れば週一回(火曜日)に書かせていただきたいと思います。 


【写真】我が家の雪景色(2011年1月16日)

(210)私の田舎暮らし 「我が家の春夏秋冬」:冬(2)

 冬は、この地は、旧浜松市内と比べると、気温が数度低く、かなり寒い。これは、この地が、浜松中央部より約50km北にあり、さらに標高が370mあることに起因している。一番寒いときは、屋外の気温が-5℃になることもある。この気温では厚い氷が張り、この氷が昼間も解けず、また、室外にある水道の蛇口は凍って水が出なくなってしまう。愛犬「タイちゃん」の水入れの水も凍り、水が飲めなくなり、氷の表面をペロペロ舐めていたりするほどである。神戸に住んでいた時は、冬に氷が張る日は数えるほどしかなかったが、ここに来てからは、12,1,2月は、氷が張らない日のほうが少なく、霜柱が立つ日も多い。

 この地に来て特に寒い冬が2度あったが、そのひとつが今年であった。雪が10cmほど積もり、私の家から下の部落に降りる約2kmほどある坂道も降った雪が凍り、一時、交通不能となってしまった。少し雪が解けたころ、四輪駆動の軽トラでそろそろと下の部落に降りてみた。驚いたことに下の部落は、雪が薄っすらと積もっているだけで、国道362号線は、車が何の支障もなく走っていたのである。我が家のある場所と下の部落は、標高差で約200mほどであるが、この差がこんなに気候を変えてしまっていたのである。

 我が家は、朝、気温が低くても、よく晴れた日は、風がなければ、陽が当たるところは、暖かい。よく晴れた日は我が家の南向きの部屋は、日中は、ストーブを焚かなくても25℃程になるここともある。これは、我が家は、真南に向け、大きなガラス窓をつけ、二重ガラスにして保温をよくしたためと考えられる。この部落には、16軒の家があるが、南に向けた家ほとんど見られない。日当たりがよい場所なのにどうしてこんな建て方をするのか不思議でならないが、おそらく家の方位を気にしてのことだと思われる。

 私の部落は、山の中腹にあり、現在、16戸の家があるが、それぞれの家は、その地形に合わせて家が建てられている。従って谷間にある家や見晴らしの良い丘の上に建っている家など様々である。私の家は見晴らしのよい所にあるが、谷間に降りる道の入り口に建っているため、風がある日は、谷間を吹き上げてくる風が強く、とても寒い。従ってこの道を下ったところある風の当たらない日当たりのよい家に比べると春が遅い。例えば、下の家では、蕗の董が出ていても、少し離れた我が家では出ていないなど、様子がかなり違っている。こうしたことは、実際に住んでみないと判らないことであるが、神戸では、平らな土地に住んでいたので、想像も出来なかったことである。


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この記事へのコメント
 温帯から亜寒帯位までの違いが
ありそうな感じですね。植物もいろいろ
あって、多彩になるんではないでしょうか。
 平板でなくってオモシロソウ。
Posted by ゲキト at 2011年06月21日 10:36
冬の気候のことを書きましたが、夏は、日中は、旧浜松市内と同じように暑いですが、夜は急激に温度が下がり、夜中は、夏蒲団なしでは寝れません。
また、日中も、木の間を吹いてくる風が爽やかで、気持ちがよいです。
こんなことでこの部落では、冷房を備えた家は、少ないです。
Posted by タイちゃん at 2011年06月22日 06:11
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